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2011.12.16 Fri
みなさん、こんばんは。
今日は非常に寒いですね!
そして明日はもっと強い寒波に…
今日の天気図は、
典型的な「西高東低」冬型の気圧配置です。
しかも、衛星画像で雲をみてみると、
韓国の半島東海域~日本海にかけて
すじ雲が写っています。
この海域の雲が大陸から近ければ近いほど、
冬型の寒気が持続します。
(猪熊気象予報士の『山岳気象大全』に詳しいです。)
よい題材でしたので、アップしてみました。
それでは、風邪と風にお気を付けて。
ウェザーニューズ
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| 観天望気
| 18:52
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2011.11.25 Fri
やまっこのみなさん、ブログをみていただいているみなさん、
こんばんは。
最近、ブログ担当、更新していないな!と思われている方、
すみません。
ということで、久々に山岳気象情報?を更新します。
(でもちょっと手抜き。)
今季最高にオススメしたい本の紹介です。
猪熊隆之『山岳気象大全』山と渓谷社、2011年。2310円。
これは、もう山岳気象のバイブルとなりそうな本です。
文字数は多いですが、わかりやすく、かつ実践的でもあります。
天気図の書き方から、高層天気図や
衛星画像の活用方法
(水蒸気量や雲の形状から冬型気圧配置の持続性を判断したり)、
こんな天候には要注意など、本当に山ヤに必要な情報に
限定されています。
とにかく、カラー刷りで見やすいですし、
すぐ理解できるよう書かれているので、絶賛おすすめいたします。
これで2310円は本当に安い!
春夏秋冬問わず、山に行かれる方はぜひご一読ください。
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とまあ、これだけでは「手抜きしているな」となりそうなので、
一つだけ『山岳気象大全』からいただいた情報を書いてみます。
「雨かもしくは雪になりそうだ」という時、
どう予測を立てればよいでしょうか。
また、寒波の到来、今週は豪雪だといった判断をしたい時、
どのように予測をすればよいのでしょうか。
※ただし、これは気圧配置など色々な要素が絡んでくるので、
かならずしもその通りになるという訳ではありません…目安です。
寒波の到来や降雪状況を予測する上で、
高層天気図は大変便利です。
滋賀近辺の低山(1500m以下)でしたら、
気象庁が出している高層天気図、850hpa(上空1500m)を
見るのが一番です。
行く山によって降雪の基準値は異なりますが、
1500mの山でしたら、0℃線、
1000mの山でしたら、-3℃線、
500mの山でしたら、-6℃線のラインが
行く山にかぶっているかどうかで雪になるかどうか
ある程度の予測ができます。
また、500hpaの高層天気図で、
-30℃線、-36℃線が日本列島へ南下している時は
大変強い寒波がきます。
(今週の寒波も-30℃線が南下していました。)
この場合、北陸以北ではとくに豪雪の注意が必要です。
ということで、高層天気図、ぜひご活用ください。
(あとは、ぜひ猪熊さんの本で勉強してください~なんて投げやりな!)
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| 観天望気
| 21:29
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2011.05.08 Sun
GWもついに今日で終わりとなりました。
みなさま、いかがお過ごしだったでしょうか。
今年のGWは過去5年間で最悪のペースで
山岳遭難事故が多発しましたが、
やまっこメンバーはみんな無事に山行を
終えたとのことです。
■5月7日(土)の観天望気
18:00頃、大津にて撮影した雲です。
巻積雲(けんせきうん):別名うろこ雲・いわし雲・さば雲
天候の激変や悪天移行時に出る雲
雲が次第に多くなるようなら要注意
(うろこ雲)
(さば雲・いわし雲 横すじ状の雲)
上写真のさば雲は、
5月1日の雷鳥沢でも確認された雲です。
昨日の夕方、この雲が出ていたので夜の雨を警戒しましたが、
なんとか天気は持ちこたえました。
雲の多さにも関係するようです。
山行中にこの雲に出会ったら、天気は下り坂、
場合によっては激変することもあるので、
早めの切り上げを検討した方がよいかもしれません。
| 観天望気
| 20:17
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2011.04.21 Thu
4月21日(木)晴れ
18:20撮影 大津市内にて撮影した
この雲の名前はなんでしょうか?
(典型的な感じで出ていたので、撮ってみました。)
(↑↓クリックで拡大)
(※視認性を高めるため画像処理しています)
○ヒント
1)明日は天気が下り坂 低気圧が接近
2)刷毛でなぞったような雲
3)晴れの兆候・雨の兆候、両方の雲がある
答えはコチラ
アンサー
| 観天望気
| 20:47
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2011.04.17 Sun
今日は15時頃までは気持ちの良い晴れ空が続いていました。
大津も桜満開、花盛りでした。
天気に恵まれた日曜日となりましたが、
午後から次第に雲が多くなってきました。
ちょうど、お手頃な雲が出てきたので、
今日の観天望気を書いてみました↓
午前中
・巻雲が散見(午後もしくは明日天気が悪くなると予想される)
・飛行機雲が散見(大気上の水分が増加→雲ができやすい→天気は下り坂)
15時頃~
・高層雲が空一体を覆う(天気は明確に下り坂)
●高層雲(おぼろぐも)
8割の確率で雨を呼ぶ雲
(IK自宅前で撮影 17:30)
●雨が降るまでの変化
淡い色の高層雲→暗い色の高層雲→雨・あられ・雪
高層雲の厚み(色が濃くなる)が増してくると、平野部でも
雨が降る確率は80%といわれています。
(山岳地帯では平野部より早く雨になる確率高し)
高層雲は主に温暖前線上に現れてくる雲で、
広範囲に雨を降らせますが、
寒冷前線上のような強烈な雷雨にはなりにくい雲です。
しかしながら、低気圧が強く発達した場合、
時には暴風雨になる可能性があるので注意が必要です。
(兆候として乱層雲の接近が認められます。)
| 観天望気
| 17:46
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