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ありゃ嬉や~こりゃ嬉や~の山スキーIN三国山 続き

レポの続き(ここからは、まじめにレポします。)
 
休憩前に、後からこられた単独の山スキーの方はすごいスピードで抜いていかれ
た。若者?は違うなぁ~と感心する。
 
 休憩中、テーピングのテープで、靴擦れ予防措置をしていただくが、病気の後
遺症で医療用の弾性ストッキングを常時身につけている身では、その上から張ら
ねばならず、効き目はあるか否か。でも、気分的には、効果があるように思え
て、ありがたく思う。病気のことを話しかけると、皆、あれこれありで、この一
行も並べば病気の列になりそうと冗談が飛ぶが、皆さん、そんなお年頃かも。

 続いて二人組の山スキーの方々が来られたが、ここで休憩とのこと。休憩を終
わり、林道を再び歩くが、だんだんと雪は深くなり、まわりの風景もいい雰囲気
になってくる。”S”さんも”U”さんも、いいじゃありませんか~の声が出る。こ
りゃ、山スキーも期待できそうだと、皆さんワクワク。

ログ風の建物(トイレ)が見えると、もうそこは、峠であった。りっぱなトイレ
の屋根に、もっこりと雪が積もっていて、屋根の上の雪で、弱層テストが出来そ
うとの声も出る。峠で休憩をとり、尾根を回りこんで、林道の分岐を左にとる。

林道から自然な形で県境尾根に取り付き、地図上のほぼ県境ライン沿いで三国山
頂へ登るのだ。やがてブナの林となり、いかにも感じのいい雰囲気だ。とにか
く、私は、ブナの木が大好きで、ゆっくり写真も撮りたかったが、一番の軟弱者
ゆえ、余裕もなくひっしのぱっちで登る。

「ゆっくりカーブを付けて、急登にならないようにトレースを。」と、ぐいぐい
と早足で登っていく元気いっぱい体力もりもりのトップを登る”T"さんに、”S”
さんから指示が飛ぶ。軟弱隊のために、お気使いありがとうございます。
 
 スキー板で、急なカーブを回るのにもやり方があるということで、教えていた
だく。「もっと難しい斜面の場合は技術が必要とのこと。」「どんな技術がある
のか、教えて欲しいな。」と内心思うが、まだ、そこに至らないレベルでは聞く
のもおこがましい。

急な登りは、青息吐息で登り、途中で一本休憩をとっていただく。とても暑い
~。ショートスキーとワカン組の方が登ってこられ、すぐ近くで休憩をされる。
後で、この方々も”S”さんとお知り合いだったことが分かった。

その先、Tさんトップで登ってくださる。急な斜面はやがて終わり、緩やかな地
形となるが、「その先はダラダラとけっこうかかる。」のだそうだ。霧の中の登
りの途中、”ケ”さんいわく、「ミルクの海を六人の山スキーヤーが漂う」情景
なのだ。”ケ”さんて、とっても詩人。今日は一日こんなお天気かな?

緩やかな尾根を快適に登って行き、左にカーブするとそこは、雪庇の頂上。すぐ
後に登ってこられた二人組の山スキーヤー、「途中ショートカットしたから、抜
いたと思ったのに、先に着いてましたか。悔しい~。」と、言われる。「そんな
大そうな~。」「私達、けっこう峠でもゆっくり休憩してたんですけど。」と言
うと、皆さん大爆笑。

ここが頂上らしき所で、ランチとする。その内、今まで真っ白の世界だった山頂
が、まるでベールが開くように、青空となり山々が浮かび上がった。なんと、素
晴らしい景色が広がったものだ。

「今年なら、赤坂山も山スキーができそうだ。」と”S”さんの声。ここで、”S”
さんが携帯の確認。”YA”さんよりの、電話が入っており通話をすると、やまっこ
メンバーの遭難かもの一報であった。ゆっくりはしていられない。今は、何がで
きるかは分からないが、早速、下山しよう。

滑りが楽しみで、皆さん山スキーで来られるのに、滑りが悩みの超初心者の私で
ある。どうしよう・・・・。「へたやし、後から行きます~。」と言うと「へた
な人ほど前に。」ということで、”S”さんの後を、よたよたと滑る。

超かっこいい滑りの”S”さんのように滑れることは今後も無いが、もう少しはま
しな滑りができたらいいなぁと、へっぴり腰の体勢の私は思う。ゲレンデでは、
なんとか二本の板をまっすぐ並べて滑れるのに、山に来るとボーゲン・斜滑降・
こけそうな回転になる。思い切りができないのは、スピードの制御や回転のコン
トロールに自信がないからだ。

山スキーのこつってあるのかな。あったら、教えて欲しいな。”U”さんは、私の
滑りを見かねて、前にストック両方ついてターンしてみたらとアドバイスと励ま
しを下さる。体を谷に向けないと。

ゲレンデでは、バリバリの実力者らしき女性のFさん?も、山スキーは、思うよ
うに滑れなくて怖いとのこと。”S”さんのご指導が入る。私も、Fさんも、山で
も安定した滑りができるようになりたいなぁと話す。経験と練習しか方法はない
のかな?

ずってんころりんとこけると、起き上がるのも難儀な上に、体力は消耗。山ス
キーでは、こけないのが最重要なのに、なかなかそうはいかないものだ。”S”さ
んのお知り合いの方に、どんな斜面もボーゲンで滑られる方があるそうだが、よ
ほどの脚力のある方とお見受けする。それも、私には難しい。

倒れている木の枝にスキーが突っ込み、転倒。”ケ”さんに助けてもらう。ス
キーが抜けない時は、ビンディングを外すという方法があるのだと学習する。何
事も経験か。へたながら、ブナの木の間を縫って滑る山スキーは、それでも楽し
い。やがて、峠の建物が見えて林道に出た。ここで、最後の休憩を一本。ショー
トスキー・ワカンチームの方々、山スキー二人組みの方々と一緒になる。

さて、林道下りは何をポイントに滑ればいいでしょうと質問すると、”S”さん
が、「板にちゃんと乗って滑る。」と教えてくださる。

”S”さん、”U”さん、”ケ”さん、Tさんは、それぞれに華麗な滑りができるの
に、ド素人の私のために十分に滑りを楽しめなかったのではと心配ながら、そん
な私も仲間に入れて今日一日を山スキーに連れてきてくださったことに感謝しな
がら林道を滑って降りた。

両足がぱんぱんになって、登山口に到着。装備を外し、帰り支度をしてマキノ
ピックランドまで戻った。何ができるか分からないが、山仲間の近くまでとにか
く行こうと”U”さんの声に全員一致。金居原の現地に向かった。

山スキーをご一緒くださった皆様、お世話になりました。機会があれば、これに
懲りずまたよろしくお願いします。

そして何より、Oさんご夫婦が、無事自力下山されて、ほんとうに嬉しいかぎり
です。

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H。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。☆


awasan 転記


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