土蔵岳ワカン山行記録
右の尖った山は蕎麦粒(そむぎ)山。
(烏帽子山と思っていました。)
概要はIk様がスキー山行のブログ記事で記載済み。
(以下すべて記録用に補足。)
地図:1/2.5万「美濃川上」,1/20万「岐阜」
ルート:ブログ2月25日の概念図(Ik様作成)の
山頂までの往路を第1ピークまで戻り
傾斜の緩い南東側稜線を下る。
その他の写真はこちら
登山開始10分前(27日)
↓ (まずとにかく自分のことだけを済ませる。
↓ それから周りの人と確認しあう。)
↓
↓ (急斜面の登下降にはピッケルが必要。
↓ ・肩掛けのバンドが必要(手首用のバンドも)。
↓ ・この段階でピッケルはテープを外し、
↓ 手に持って行動を開始する。
↓ 山に入るまでは両側の刃先,
↓ 石突きをビニールテープで保護する。
↓ ・ピッケルは上から軽く持つ。
↓ 血行を妨げないようにする。)
↓
↓ (ザックに荷物を着けない。
↓ ・木の枝などを引っ掛け、転倒する。)
↓
↓ (GPSなど緊急時に必要なものは
↓ すぐ出せるところに片付ける。)
↓
ワカンなしで登山開始(5:30過ぎ(下山予定時刻14:30))
↓ (直登の傾斜に動揺するMお父さんとOshy。
↓ ・積雪期は直登で稜線に出て稜線を歩く。
↓ ・基本的にトラバースはしない。)
↓ (手袋には自分で紐をつける。)
↓
約30m登り、ワカン装着
↓ (Oshyワカンの結び方が分からない。)
↓
行動再開(6:00)
↓ (軽アイゼンは役に立たない。
↓ ・ワカンを履くと爪が短く雪面に届かない。
↓ ・前爪がないと急傾斜でステップが刻めない。
↓ (第1ピークは標高650m程度でしかない。)
↓ ・もぐってしまう時は、
↓ 沈み終わるのを待ってから
↓ 次の一歩を出すと、
↓ 無駄な体力の消費を抑えられる。)
↓
第1ピーク(7:15)
↓ (震えるような服装で
↓ 歩き始めるくらいでよい。)
↓ (ポケットのあるシャツが便利なのでは。)
↓
30分休憩後に行動再開(7:45)
↓
1.25時間行動,30分休憩や小休憩。
↓ (30分休憩は885mピーク手前と
↓ 核心部の手前。
↓ 核心部は最後の下り前。
↓ ここから北斜面に変化するので
↓ 雪が凍っている可能性を考慮。
↓ 滑落した場合の距離が長い。)
↓ (行動食は必ず摂る。
↓ ・摂らないと、
↓ 行動させないように脳がはたらく。
↓ 消費エネルギー>摂取エネルギーでもよい。
↓ ・行動食は糖分がよいが、
↓ おむすびなどご飯は凍るので冬は駄目。)
↓
↓ (立ち止まってから何かをする。
↓ ・一度にひとつのことしかしない。
↓ ・歩きながら何かをすると転倒する。)
↓
下山開始予定時刻3分前に山頂に到着(10:57)
土蔵岳山頂(標高1008m)にて
↓ (天気:晴れ~曇り)
↓ (冬山では天候が悪く、
↓ ルート取りは難しいことが多いため、
↓ コンパスは安物を使用しない。
↓ 安物は針が安定するのに1分近く必要。)
↓ (地図にはルート上の注意点を書き込む。)
↓
↓ (下山開始時刻が11:00なのは、
↓ 1トラブル1時間と仮定し、
↓ トラブルが2回あっても
↓ 明るいうちに下山するため。)
↓
↓ (携帯電話:Docomo (mova)は
↓ アンテナ2本だが通話できず。
↓ 東北大地震では携帯電話回線
↓ Docomoしか役に立たず。
↓ au, softbankはつながらない。
↓ しかし、携帯回線よりもインターネット回線がつながる。
↓ インターネット回線=skype, e-mail, twitter
↓ skypeはauに搭載機種あり。
↓ ともあれ、圏外だと意味がないので、
↓ アマチュア無線も最終的には必要?
↓ 衛星電話は通じる。)
↓
30分休憩後に下山開始(11:30)
↓
12:30頃まで行動し、
核心部手前(下りでは直後)で休憩
行動再開
↓
第1ピークに戻り(13:30)、休憩
↓
傾斜の緩い南東側稜線を下山
↓
14:30下山
「その他」
・肌に触れる衣類(とくに冬)は
絹(シルク)が最高で、
羊毛(ウール)がその次。
シルクは耐久性が無いが、
スカーフは有効。
ウールと化繊(木綿ではない)は悪条件で差が出る。
(化繊はウールを目標にしている。)
・ザック(バックパック)は
大きいほうが
深く考えずに
パッキングできるのでよい。
(重量との兼ね合い)
・夕食後温まっている間に寝る。
起きた時に0時を過ぎていれば
ラッキーと考える。
眠られなくても目を閉じていれば
眠っているのと同じ効果がある。
・1泊ならシュラフカバーは不要。
→ツェルトが無ければ必要。
commentsをご覧ください。
・マットは半身用でよい。
Y顧問はリッジレストを
使用していますが、
私は今使っている
全身用のinflatableマットに
穴が開いてから考えます。
・テント設営時は
テントを持ち続ける人を指定する。
(テントが飛んでゆかないように。)
ポールは地面に絶対に置かない。
(雪,水,泥で継ぎ目が抜けなくなる。)
谷側から風が吹くと考えて、
壁は谷側を高くする
(テントの2/3の高さまで)。
壁を作るときに、
登山靴でスコップを強く蹴ったが、
ゲイター(スパッツ)、靴とも
目に見える損傷はなし。
テントはグラウンドシートなし。
フライシート使用。
テント内は本体の上に
シュラフマットを
折り畳み、その上に座る。
(マットの上に寝袋ないしは
バックパック敷くと楽。)
(テントマットとして一部ペフを使用。
1/29はペフなし。)
テント内では靴下のみで過ごす。
(翌朝2/27は-5~0℃,晴天,無風)
1/29はテント内で靴を履いていた。
(アイゼン(クランポン)は履いていない。)
インナーシューズのみ着用が普通。
テントシューズは
履いたままトイレに行けるので便利。
(今回は駐車場の近くで幕営をしたが、
山中で幕営する場合は、重量増になるので、
「あれば便利なものは持っていかない」の
観点からは省けるのでは。)
(個人的には8人用テントで
普通に過ごせるのは5人が限度と
思いました。)
・雪洞では中の水がすべて凍るまでは
0℃以上。
・サングラスが必要なのは
晴れたとき。
サングラス,ゴーグルとも
基本的に曇ると考えて購入する。
・足がつるのは
塩分,水分,休憩の不足。
・脱水症状になっても
人は待つことしかできない。
(焼酎みたいですね。)
・固形燃料はエスビットのほうが
スイスメタよりもよい(ゴトクも必要)。
(スイスメタは消す時に結晶が飛散。)
・電池は新品を使う(充電池はだめ)。
充電池は電圧が1.5Vよりも低い。
LEDでも低温では長持ちしない。
・赤または黄のビニールテープを
買えませんでした。
100円ショップや薬局では
透明と黒しか販売していない。
「感想」
・ワカンジキを履くような人生を歩むとは
まったく思っていませんでしたが、
無雪期は藪のため登れない山を
積雪期に登ることができました。
・ワカン組のリーダーOgk様には、
共同装備を背負い、
先頭で道を作りながら
初心者2名を先導していただき、
食事当番まで担当いただきまして
ありがとうございました。
(夕食:スパムを使った豚汁+ご飯)
(朝食:お茶漬け+味噌汁)
土蔵岳の山頂間際で
100mほど先頭を歩きましたが、
久しぶりに運動中に
乳酸が溜まるのが分かりました。
・また、Mお父さんには
ワカンジキの紐の結び方を
教えていただきまして
ありがとうございます。
・チーム猫屋敷Mさんに
冬用ジャケットを頂いたおかげで
雪山山行ができました。
・最後になりましたが、
M会長にはお忙しい中、
事前打ち合わせを
開催していただき、
Ik様には計画書作成などの
準備をしていただきました。
第1ピークにて(復路)
作成Oshy
(烏帽子山と思っていました。)
概要はIk様がスキー山行のブログ記事で記載済み。
(以下すべて記録用に補足。)
地図:1/2.5万「美濃川上」,1/20万「岐阜」
ルート:ブログ2月25日の概念図(Ik様作成)の
山頂までの往路を第1ピークまで戻り
傾斜の緩い南東側稜線を下る。
その他の写真はこちら
登山開始10分前(27日)

↓ (まずとにかく自分のことだけを済ませる。
↓ それから周りの人と確認しあう。)
↓
↓ (急斜面の登下降にはピッケルが必要。
↓ ・肩掛けのバンドが必要(手首用のバンドも)。
↓ ・この段階でピッケルはテープを外し、
↓ 手に持って行動を開始する。
↓ 山に入るまでは両側の刃先,
↓ 石突きをビニールテープで保護する。
↓ ・ピッケルは上から軽く持つ。
↓ 血行を妨げないようにする。)
↓
↓ (ザックに荷物を着けない。
↓ ・木の枝などを引っ掛け、転倒する。)
↓
↓ (GPSなど緊急時に必要なものは
↓ すぐ出せるところに片付ける。)
↓
ワカンなしで登山開始(5:30過ぎ(下山予定時刻14:30))
↓ (直登の傾斜に動揺するMお父さんとOshy。
↓ ・積雪期は直登で稜線に出て稜線を歩く。
↓ ・基本的にトラバースはしない。)
↓ (手袋には自分で紐をつける。)
↓
約30m登り、ワカン装着
↓ (Oshyワカンの結び方が分からない。)
↓
行動再開(6:00)
↓ (軽アイゼンは役に立たない。
↓ ・ワカンを履くと爪が短く雪面に届かない。
↓ ・前爪がないと急傾斜でステップが刻めない。
↓ (第1ピークは標高650m程度でしかない。)
↓ ・もぐってしまう時は、
↓ 沈み終わるのを待ってから
↓ 次の一歩を出すと、
↓ 無駄な体力の消費を抑えられる。)
↓
第1ピーク(7:15)
↓ (震えるような服装で
↓ 歩き始めるくらいでよい。)
↓ (ポケットのあるシャツが便利なのでは。)
↓
30分休憩後に行動再開(7:45)
↓
1.25時間行動,30分休憩や小休憩。
↓ (30分休憩は885mピーク手前と
↓ 核心部の手前。
↓ 核心部は最後の下り前。
↓ ここから北斜面に変化するので
↓ 雪が凍っている可能性を考慮。
↓ 滑落した場合の距離が長い。)
↓ (行動食は必ず摂る。
↓ ・摂らないと、
↓ 行動させないように脳がはたらく。
↓ 消費エネルギー>摂取エネルギーでもよい。
↓ ・行動食は糖分がよいが、
↓ おむすびなどご飯は凍るので冬は駄目。)
↓
↓ (立ち止まってから何かをする。
↓ ・一度にひとつのことしかしない。
↓ ・歩きながら何かをすると転倒する。)
↓
下山開始予定時刻3分前に山頂に到着(10:57)
土蔵岳山頂(標高1008m)にて

↓ (天気:晴れ~曇り)
↓ (冬山では天候が悪く、
↓ ルート取りは難しいことが多いため、
↓ コンパスは安物を使用しない。
↓ 安物は針が安定するのに1分近く必要。)
↓ (地図にはルート上の注意点を書き込む。)
↓
↓ (下山開始時刻が11:00なのは、
↓ 1トラブル1時間と仮定し、
↓ トラブルが2回あっても
↓ 明るいうちに下山するため。)
↓
↓ (携帯電話:Docomo (mova)は
↓ アンテナ2本だが通話できず。
↓ 東北大地震では携帯電話回線
↓ Docomoしか役に立たず。
↓ au, softbankはつながらない。
↓ しかし、携帯回線よりもインターネット回線がつながる。
↓ インターネット回線=skype, e-mail, twitter
↓ skypeはauに搭載機種あり。
↓ ともあれ、圏外だと意味がないので、
↓ アマチュア無線も最終的には必要?
↓ 衛星電話は通じる。)
↓
30分休憩後に下山開始(11:30)
↓
12:30頃まで行動し、
核心部手前(下りでは直後)で休憩
行動再開
↓
第1ピークに戻り(13:30)、休憩
↓
傾斜の緩い南東側稜線を下山
↓
14:30下山
「その他」
・肌に触れる衣類(とくに冬)は
絹(シルク)が最高で、
羊毛(ウール)がその次。
シルクは耐久性が無いが、
スカーフは有効。
ウールと化繊(木綿ではない)は悪条件で差が出る。
(化繊はウールを目標にしている。)
・ザック(バックパック)は
大きいほうが
深く考えずに
パッキングできるのでよい。
(重量との兼ね合い)
・夕食後温まっている間に寝る。
起きた時に0時を過ぎていれば
ラッキーと考える。
眠られなくても目を閉じていれば
眠っているのと同じ効果がある。
・
→
commentsをご覧ください。
・マットは半身用でよい。
Y顧問はリッジレストを
使用していますが、
私は今使っている
全身用のinflatableマットに
穴が開いてから考えます。
・テント設営時は
テントを持ち続ける人を指定する。
(テントが飛んでゆかないように。)
ポールは地面に絶対に置かない。
(雪,水,泥で継ぎ目が抜けなくなる。)
谷側から風が吹くと考えて、
壁は谷側を高くする
(テントの2/3の高さまで)。
壁を作るときに、
登山靴でスコップを強く蹴ったが、
ゲイター(スパッツ)、靴とも
目に見える損傷はなし。
テントはグラウンドシートなし。
フライシート使用。
テント内は本体の上に
シュラフマットを
折り畳み、その上に座る。
(マットの上に寝袋ないしは
バックパック敷くと楽。)
(テントマットとして一部ペフを使用。
1/29はペフなし。)
テント内では靴下のみで過ごす。
(翌朝2/27は-5~0℃,晴天,無風)
1/29はテント内で靴を履いていた。
(アイゼン(クランポン)は履いていない。)
インナーシューズのみ着用が普通。
テントシューズは
履いたままトイレに行けるので便利。
(今回は駐車場の近くで幕営をしたが、
山中で幕営する場合は、重量増になるので、
「あれば便利なものは持っていかない」の
観点からは省けるのでは。)
(個人的には8人用テントで
普通に過ごせるのは5人が限度と
思いました。)
・雪洞では中の水がすべて凍るまでは
0℃以上。
・サングラスが必要なのは
晴れたとき。
サングラス,ゴーグルとも
基本的に曇ると考えて購入する。
・足がつるのは
塩分,水分,休憩の不足。
・脱水症状になっても
人は待つことしかできない。
(焼酎みたいですね。)
・固形燃料はエスビットのほうが
スイスメタよりもよい(ゴトクも必要)。
(スイスメタは消す時に結晶が飛散。)
・電池は新品を使う(充電池はだめ)。
充電池は電圧が1.5Vよりも低い。
LEDでも低温では長持ちしない。
・赤または黄のビニールテープを
買えませんでした。
100円ショップや薬局では
透明と黒しか販売していない。
「感想」
・ワカンジキを履くような人生を歩むとは
まったく思っていませんでしたが、
無雪期は藪のため登れない山を
積雪期に登ることができました。
・ワカン組のリーダーOgk様には、
共同装備を背負い、
先頭で道を作りながら
初心者2名を先導していただき、
食事当番まで担当いただきまして
ありがとうございました。
(夕食:スパムを使った豚汁+ご飯)
(朝食:お茶漬け+味噌汁)
土蔵岳の山頂間際で
100mほど先頭を歩きましたが、
久しぶりに運動中に
乳酸が溜まるのが分かりました。
・また、Mお父さんには
ワカンジキの紐の結び方を
教えていただきまして
ありがとうございます。
・チーム猫屋敷Mさんに
冬用ジャケットを頂いたおかげで
雪山山行ができました。
・最後になりましたが、
M会長にはお忙しい中、
事前打ち合わせを
開催していただき、
Ik様には計画書作成などの
準備をしていただきました。

第1ピークにて(復路)
作成Oshy
| 2011年記録 | 08:29 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑