西穂高岳積雪期登山報告書
西穂高岳積雪期登山報告書
念願の積雪期西穂高岳へ行ってきました!
日程:2014.3.21(金)~3.22(土)
メンバー:CL長谷川、SL木内、北村(会計)、
大平(記録)、鈴木(記録)
コースタイム(22日)
6:35西穂山荘 → 7:00丸山 → 8:45独標 →
9:35ピラミッドピーク → 11:17西穂高岳11:35 →
12:37ピラミッドピーク → 13:20独標 →
14:13ピラミッドピーク → 14:22西穂山荘14:57 →
15:45西穂高口16:15 → 16:45新穂高着
3/21(金)
6:30多賀SAに集合し、木内車1台に5名乗車して出発です。
渋滞もなく、予定通り新穂高無料駐車場に駐車し、
ロープウェイへ。
本日は曇り空で期待の山々は姿を見ることはできません。
西穂高口駅で昼食をとり、出発です。
山荘まではアイゼンなしでOK。
コメツガやオオシラビソの中アップダウンを繰り返し
最後の急登を頑張り、1時間30分で山荘着。
大きな雪だるまがお出迎え、山荘へは氷の洞窟の
トンネルを通ります。

17:30夕食、その後もレストハウスで山の話やetc
・・・楽しかった!湯たんぽでポカポカ、21:00消灯。

3/22(土)
4:00起床、5:30朝食、6:35出発
明るくなってから遅めの出発。天気予報通り晴れてはいますが
風が強い。最初からアイゼン付けて丸山へ登ります。森林限界
を超えるので10m~13mの風です。高度を上げるごとに周囲の
山々が素晴らしい!!

やっと独標、たくさんの人の列が見えます。手前でロープ出して
長谷川CL・大平・鈴木、北村・木内SLの2パーティーで,
いよいよ雪岩ミックスの始まりです。

渋滞なのでゆっくり登れて独標はクリア。これから行く
ピラミッドピークの姿に不安が・・独標からは激下り、
鈴木が先頭で行きます。アップダウン
と稜線には雪庇も、岩稜を離れないようにしっかり歩く。
ついにピラミッドピーク到着!吊尾根~前穂高の美しさ、
深~い岳沢,最後の目標、西穂高をしっかり見つめて出発。
頂上直下でせっかくのステップを台無しにした先行者が
いましたが、長谷川リーダーに上で確保してもらい切り
抜けました。
11:15西穂高登頂!やった~ついに登った!(2時間遅れですが)5名で歓声を上げ喜びました。遠くに槍の穂先も見えています。天気も私たちに味方してくれました。リーダーはじめ皆さんのお陰でここまで登ってこられました。

写真撮影後、名残惜しいですが下山開始、事故は下山時に発生する。自分に言い聞かせて先頭を行く。体を起こして足元を見る、確実に足を置くなど・・・
独標は下りでも渋滞発生して20名ほどの団体も上がってきます。降りなければ独標は人でいっぱいで立つ場所もないほど、配慮が必要ですね。登りで付けたところでロープをとり、時間も遅れているので小屋目指して急ぎます。
あっと言うまに小屋に着きました。預けていた荷物をとり荷造りしなおして西穂高口駅へ出発。登りの急な斜面は尻セードで滑る滑る(笑)北村さんが上手いこと!時間短縮できました。
45分で西穂高口駅に着く、最終の16:15で新穂高温泉駅着。
中崎温泉に入り岐路に着きました。
今回の山行ほどチーム力を感じたことはありません、長谷川リーダーをはじめ皆さんのいろんな力、配慮が相まって登頂できたのだと思います。とても感謝しています。
今回の山行での問題点等
・前回の鳳凰山での問題点であったグローブ、
三重(薄手ウール+厚手ウール+オーバーグローブ)
にして全く寒さ知らずでした。予備の厚手グローブ
(BDのソロイスト)も用意した。(鈴木)
・鳳凰山から、金比羅のY懸尾根のアイゼントレ
(登り下り)の雪山トレーニングを積んだ成果が出た。
登りは行きますが下りのアイゼントレは経験がなかった
のでとても役に立った。
・今後の課題は顔や頭部のアイテム、厚いグローブ着用で
途中で直すことも、ままならない。ゴーグルを使用する
ことと、息で口回りがバリバリに凍るので改善策を考えたい。
今後も目標を決め、トレーニングしてチャレンジして行きたいと思います。
次はどこに行こうかな?
鈴木
2014/03/21~3/22 西穂高岳登山
今シーズンより雪山登山を始めたばかりで西穂高岳に登れるなんて!思いもよらなかったことへの嬉しさと自身の体力そして技術的な事への不安を抱えての出発となりました。
1日目は新穂高ロープウェイの西穂高口より西穂高山荘までの行程。
積雪は2m40cm、アイゼンは付けずに西穂山荘に無事到着。
天候不良の為、翌日の下見がてらの丸山行きは中止。
本日山荘は満室のとのこと。冬でもこんなに人が来るのかと驚いた。夕食時に明日は天気が回復すると気象予報士の資格を持つ山荘支配人からの話を聞き一安心。

2日目、アイゼン、ハーネスを付け西穂山荘出発。天気は回復したものの稜線に出た時にはまだ風が強く突風が吹くたびにしばし待機。体が吹き飛ばされそうなこの風でも今日はそんなに強くないらしい。

しかし、独標まで続くこのキラキラと光った銀世界の綺麗なこと、先が楽しみだ。

独標に近づくにつれてどんどん人が増え、少し渋滞気味の中独標到着。ここからは人も少なくなり本格的な岩稜帯、気を引き締めていかねば。

独標を超えた辺りから風も止み真っ青な空が綺麗だった。独標より先はただ必死に何度も何度も小さなピークを越えて西穂高岳山頂に辿り着いた。岩が雪で凍っていないことを願っていましたが、雪の状態は思っていたよりも良く歩き易かった。
山頂に到着した時にはメンバー全員で登頂できたことに感動!山頂から見た冬のジャンダルム、槍ヶ岳、穂高岳そしてその他の素晴らしい山々の景色に感動!

疲れもぶっ飛ぶ程に感動!感動!の嵐でした。もっと長くずっとこの場所にいたい気持ちを抑え予定時間の遅れもあり下山開始。
下山途中、独標辺りから風がまた出始め視界がどんどん悪くなってきた。これが本来の雪山だと言うことが少し分かった気がした。
今回は天気も味方をしてくれましたが、皆にサポートして頂いたお蔭で登頂できました。
感謝の気持ちでいっぱいです。これからも素晴らしい山行が出来ることを楽しみにしています。ありがとうございました。
大平
念願の積雪期西穂高岳へ行ってきました!
日程:2014.3.21(金)~3.22(土)
メンバー:CL長谷川、SL木内、北村(会計)、
大平(記録)、鈴木(記録)
コースタイム(22日)
6:35西穂山荘 → 7:00丸山 → 8:45独標 →
9:35ピラミッドピーク → 11:17西穂高岳11:35 →
12:37ピラミッドピーク → 13:20独標 →
14:13ピラミッドピーク → 14:22西穂山荘14:57 →
15:45西穂高口16:15 → 16:45新穂高着
3/21(金)
6:30多賀SAに集合し、木内車1台に5名乗車して出発です。
渋滞もなく、予定通り新穂高無料駐車場に駐車し、
ロープウェイへ。
本日は曇り空で期待の山々は姿を見ることはできません。
西穂高口駅で昼食をとり、出発です。
山荘まではアイゼンなしでOK。
コメツガやオオシラビソの中アップダウンを繰り返し
最後の急登を頑張り、1時間30分で山荘着。
大きな雪だるまがお出迎え、山荘へは氷の洞窟の
トンネルを通ります。


17:30夕食、その後もレストハウスで山の話やetc
・・・楽しかった!湯たんぽでポカポカ、21:00消灯。


3/22(土)
4:00起床、5:30朝食、6:35出発
明るくなってから遅めの出発。天気予報通り晴れてはいますが
風が強い。最初からアイゼン付けて丸山へ登ります。森林限界
を超えるので10m~13mの風です。高度を上げるごとに周囲の
山々が素晴らしい!!




やっと独標、たくさんの人の列が見えます。手前でロープ出して
長谷川CL・大平・鈴木、北村・木内SLの2パーティーで,
いよいよ雪岩ミックスの始まりです。


渋滞なのでゆっくり登れて独標はクリア。これから行く
ピラミッドピークの姿に不安が・・独標からは激下り、
鈴木が先頭で行きます。アップダウン
と稜線には雪庇も、岩稜を離れないようにしっかり歩く。
ついにピラミッドピーク到着!吊尾根~前穂高の美しさ、
深~い岳沢,最後の目標、西穂高をしっかり見つめて出発。
頂上直下でせっかくのステップを台無しにした先行者が
いましたが、長谷川リーダーに上で確保してもらい切り
抜けました。
11:15西穂高登頂!やった~ついに登った!(2時間遅れですが)5名で歓声を上げ喜びました。遠くに槍の穂先も見えています。天気も私たちに味方してくれました。リーダーはじめ皆さんのお陰でここまで登ってこられました。

写真撮影後、名残惜しいですが下山開始、事故は下山時に発生する。自分に言い聞かせて先頭を行く。体を起こして足元を見る、確実に足を置くなど・・・
独標は下りでも渋滞発生して20名ほどの団体も上がってきます。降りなければ独標は人でいっぱいで立つ場所もないほど、配慮が必要ですね。登りで付けたところでロープをとり、時間も遅れているので小屋目指して急ぎます。
あっと言うまに小屋に着きました。預けていた荷物をとり荷造りしなおして西穂高口駅へ出発。登りの急な斜面は尻セードで滑る滑る(笑)北村さんが上手いこと!時間短縮できました。
45分で西穂高口駅に着く、最終の16:15で新穂高温泉駅着。
中崎温泉に入り岐路に着きました。
今回の山行ほどチーム力を感じたことはありません、長谷川リーダーをはじめ皆さんのいろんな力、配慮が相まって登頂できたのだと思います。とても感謝しています。
今回の山行での問題点等
・前回の鳳凰山での問題点であったグローブ、
三重(薄手ウール+厚手ウール+オーバーグローブ)
にして全く寒さ知らずでした。予備の厚手グローブ
(BDのソロイスト)も用意した。(鈴木)
・鳳凰山から、金比羅のY懸尾根のアイゼントレ
(登り下り)の雪山トレーニングを積んだ成果が出た。
登りは行きますが下りのアイゼントレは経験がなかった
のでとても役に立った。
・今後の課題は顔や頭部のアイテム、厚いグローブ着用で
途中で直すことも、ままならない。ゴーグルを使用する
ことと、息で口回りがバリバリに凍るので改善策を考えたい。
今後も目標を決め、トレーニングしてチャレンジして行きたいと思います。
次はどこに行こうかな?
鈴木
2014/03/21~3/22 西穂高岳登山
今シーズンより雪山登山を始めたばかりで西穂高岳に登れるなんて!思いもよらなかったことへの嬉しさと自身の体力そして技術的な事への不安を抱えての出発となりました。
1日目は新穂高ロープウェイの西穂高口より西穂高山荘までの行程。
積雪は2m40cm、アイゼンは付けずに西穂山荘に無事到着。
天候不良の為、翌日の下見がてらの丸山行きは中止。
本日山荘は満室のとのこと。冬でもこんなに人が来るのかと驚いた。夕食時に明日は天気が回復すると気象予報士の資格を持つ山荘支配人からの話を聞き一安心。


2日目、アイゼン、ハーネスを付け西穂山荘出発。天気は回復したものの稜線に出た時にはまだ風が強く突風が吹くたびにしばし待機。体が吹き飛ばされそうなこの風でも今日はそんなに強くないらしい。


しかし、独標まで続くこのキラキラと光った銀世界の綺麗なこと、先が楽しみだ。


独標に近づくにつれてどんどん人が増え、少し渋滞気味の中独標到着。ここからは人も少なくなり本格的な岩稜帯、気を引き締めていかねば。


独標を超えた辺りから風も止み真っ青な空が綺麗だった。独標より先はただ必死に何度も何度も小さなピークを越えて西穂高岳山頂に辿り着いた。岩が雪で凍っていないことを願っていましたが、雪の状態は思っていたよりも良く歩き易かった。
山頂に到着した時にはメンバー全員で登頂できたことに感動!山頂から見た冬のジャンダルム、槍ヶ岳、穂高岳そしてその他の素晴らしい山々の景色に感動!


疲れもぶっ飛ぶ程に感動!感動!の嵐でした。もっと長くずっとこの場所にいたい気持ちを抑え予定時間の遅れもあり下山開始。
下山途中、独標辺りから風がまた出始め視界がどんどん悪くなってきた。これが本来の雪山だと言うことが少し分かった気がした。
今回は天気も味方をしてくれましたが、皆にサポートして頂いたお蔭で登頂できました。
感謝の気持ちでいっぱいです。これからも素晴らしい山行が出来ることを楽しみにしています。ありがとうございました。
大平
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