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救助講習会


要救を背負おうとして、もがいているところ(撮影 Ik様)
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山の事故での応急手当て,搬送の練習をしました。

日時:2011年1月29日 午前9時~12時(座学1hr**,実習2hrs)
場所:八日市消防署(綿向山の日帰りを想定)
主催:滋賀県山岳連盟・日本山岳協会共済保険
やまっこからの参加者:Mory, H, Ik, Oshy

(**次回は低体温症対策についても詳しい話を聞きたいです)


「手順」
  安全確認(ここで手当てをしてよいか?)
  ↓
  傷病者の評価(意識があるか?,傷の具合は?)
  ↓
  緊急連絡(119番)
  ↓・何県何市の何山か?
  ↓・滑落地点は?,落下距離は?など
  ↓
  応急手当(本日の練習
  ↓
  搬送(本日の練習

「必携品」


  ・三角巾
  ・テーピングテープ(幅38mm/伸縮・非伸縮両方)
  ・スリング×1(できれば、120m×1、60cm×2あると◎)
  ・細引き10m(6mm~8mmのものが◎)
  ・カラビナ3こ(安全環×1、カラビナ×2)
  ・救急用具類
       (詳細は後日別途コラムを作成しますbyブログ担当Ik)
   >Oshyさま 
     ブログ担当Ikがちょっとだけ追加していますm(__)mあしからず。

「搬送」
 (道具を使う場合)
  ●ザック2個連結(緑はスリング,撮影 Ikさん)
    snap_yamakko_201111201412.jpg 110129+13_convert_20110131195113.jpg
   ・今回最も楽に人を運べた。
   ・ただし6人必要。
    →ザック連結部分(大きい緑丸)が緩まないように
     工夫すれば6人以下も可能では?

  ●ザック1個+ストック1本
    要救を背負う側にストックを通す
    (ストックにウレタンマットを巻いている)
    110129+10_convert_20110131194612.jpg 110129+11_convert_20110131194806.jpg
    テーピングなどで固定すると運びやすい
    110129+12_convert_20110131194954.jpg
   ・1名で搬送できる。
   ・要救が手を組んで、
    背負う人が要救の手首を持つと運びやすい。
   ・背負う人が立ち上がるまでが大変。
    →斜面や木の近くで背負う。

  ●ストック2本を担架にする。
   ・両端を持つだけでは、要救の重さでストックが折れる可能性。
    →各ストックの中央を更に持ってもらうか、
     中央に支点を作る必要がある。
     (またはストック4本で担架を作る)

 (道具を使わない場合)
  ●1名の場合(要救の意識が無い場合は搬送不可能)
   ・背負い
    (要救が組んだ手首を持つ,撮影 Ikさん)    
    snap_yamakko_201111203731.jpg
  ●2名の場合
   ・前後で持つ。
    ・要救の頭側を持つ人がリードする(脚側の人に声を掛ける)。
    ・細い道を進みやすい。
    ・運びにくい。
    ・要救の足を組むと安定しやすい。
    (撮影Ikさん(2枚とも))
    110129 9 110129 8
   ・要救の両脇で持つ。
    ・背負いよりも楽に運べる。

「応急手当」(三角巾による処置)
  ・三角巾は汎用性があり、安価で、タオルよりも清潔。
   (傷口をガーゼなどで覆ってから使用)
  ・八つ折りをするには練習が必要

  ●頭部の被覆(全部広げた三角形で行う)
    (眉に接する部分は3~5cm予め折り返す(矢印))
    snap_yamakko_201111211517.jpg

  ●肘を固定
    二等辺三角形の頂点を結んで袋状にする。
    →袋状の部分で肘を包む(緑)。
     症状を把握するために指先は覆わない(青,撮影 Ikさん)。
    snap_yamakko_201111222941.jpg
    固定した肩と肘の間を通るように
    テーピングなどを巻くと
    更に安定する。

  ●足首を固定
    地面に足を着け
    足を曲げて固定すると
    締めやすい(撮影 Ikさん)。
    110129+3_convert_20110131224127.jpg


「その他の応急手当」
  ●骨折
   ・飛び出した骨はそのままで固定。
    (押し戻すと感染症,神経の切断,血管の損傷)
   ・固定する棒や紐が傷口をしないようにする。
   ・左右隣の関節まで固定(脛の骨折なら脚全体を固定)。

  ●出血
   ・ゴム手袋orビニール袋を手に着用(感染症予防)。
   ・きれいな水があれば傷口の汚れを洗い流す。
   ・厚手のガーゼを使用。
   ・傷口は暖めない(血管が開く(凍傷を除く))

   ・大出血時は体重をかけて、直接傷口を圧迫。
    (縛らない(血管,神経の損傷))
   ・体重50kgの場合、全血液量は4kg(体重の8%)。
    →1.2kg出血すると致死量(全血液量の3割)。
    →0.8kg出血するとショック状態(全血液量の2割)。

  ●毒蛇
   ・噛まれても簡単には死なない。
    →最悪の場合は自力で下山。
   ・冷やし、水で流す。
   ・手足の曲げ伸ばしをしない(毒がまわりやすくなる)。
   ・口で吸わない(感染症,蛇毒)。

  ●凍傷
   ・しもやけ以上の場合は「こすらない」(傷口の損傷)。
   ・痛みをともなう、麻痺、黒くなったら
    →40℃程度(ぬるくなったらすぐ足す)のお湯で、
     40分ほど温める。
   ・水ぶくれは、決して「つぶさない」(治療がより難しい)。
   ・重度の凍傷の場合は、救助地点に移動してから温める。
    (温めると組織が弱るので、更に行動すると凍傷が悪化する)

  ●火傷
   ・とにかく冷やす(震えない程度)
  
  ●熱中症
   ・筋肉が痛い,つる~頭痛,吐き気,めまい~皮膚が赤く乾く
    →早く冷やす環境(風,日陰)
    →服を脱ぎ、首,わきの下,脚の付け根に水、氷。
     塩分の入った水(スポーツドリンクなど)を飲む。
     (注意:飲めない人には、飲まさない(肺に水が入る))




せっかくなので、三角巾八つ折方法をアップしてみましたbyブログ担当

| 岳連研修会・救助訓練 | 16:22 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

三角巾の八つ折り方法を掲載していただきまして
ありがとうございます。
助かります。

私のPCでは文字や写真の映りに問題はありません。

| Oshy | 2011/02/01 19:23 | URL |














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